2006年11月09日

トンマッコルへようこそ

tommakoru.jpg

朝鮮戦争の真っ只中、小さな村「トンマッコル」に次々と珍客が訪れます。
北の人民軍兵士が3人、南の韓国軍兵士が2人、そしてアメリカ兵までも。戦争とは全く無縁で、銃を向けられても手を挙げることさえ知らない村民達はやさしく彼らを迎えいれますが・・・。

2005年韓国で一番沢山の人が観た映画だそうです。
日本公開が決まるずっと前から楽しみにしていたので、やっと観ることができたなって感じています。
久石譲氏の美しい音楽が全編に流れるファンタジーな作品ですが、これはしっかりとした反戦映画です。戦争の不条理さを、静かに、けれども強く訴えています。

村の人々は、とにかく温かくて優しく他人を疑うことなど無いような純粋な人ばかりです。そんな村民たちとふれあっていくうちに、兵士たちの心も次第に癒されていき、争うことの無意味さや愚かさを知っていくのですが、その間にあるエピソードがなかなかユーモアがあって笑わせてくれました。
村の先生が本を片手にアメリカ兵に「ハウ・アー・ユー?」と語り掛け、
例文どおりの答えが返ってこなくてあたふたするところや、
巨大なイノシシを見事な連携プレーで仕留めた後、肉を食べる習慣のない村民たちに隠れ、一緒に肉をほおばるところや、
藁で編んだボールでフットボールをしたり、ソリすべりをして子供のように遊ぶところ、
人民軍の兵士をヒョン(兄貴)と呼んで慕う韓国軍の兵士のシーンとか・・・。
いつのまにか彼らには敵、味方などの境界がなくなっていて、笑顔があふれていることがとても印象的でした。

なかなか心を開くことのできなかった韓国軍兵士ピョ少尉(シン・ハギュン)が
少しずつ変わっていくところなどは、とてもリアルに伝わってきて、
シン・ハギュンはやっぱりいい役者さんだな〜と改めて感心させられたし。
原作者であるチャン・ジンの舞台版にもシン・ハギュンとチョン・ジェヨンが出演しているそうですが、是非是非観てみたいですexclamation

映画のラストにはショックを感じましたが、短かったけれど村での生活で、兵士たちは生きる楽しみや喜びを感じ、何より愛する村と村民たちを守ることができたので、幸せだったのだろうと思います。

こんな世の中だから、こんな世の中だからこそ、この作品は沢山の人に観てもらいたいなって思いますぴかぴか(新しい)


posted by mio7334 at 14:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 朝鮮半島南北分断後の民族的悲劇、朝鮮戦争を舞台にした、シチューエーション・コメディーじたてのファンタジー。戦争題のシチューエーション・コメディーじたてのファンタジーというと、ククーシュカ ラップランド..
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