2009年02月06日

誰も守ってくれない

daremo.jpg

殺人犯の妹と、彼女を保護する刑事の先が見えない逃避行を描いた作品です。
被害者の家族に対する異常なまでのマスコミ報道。
そしてネットによる誹謗中傷のかきこみの数々。
行き場のない二人を追い詰めていく様子が、
まるでドキュメンタリーでも見てるかのように
スクリーンに映し出されていきます。
逮捕直後、警察からの指導で両親が離婚させられ、
苗字を変えさせられるシーンには、あそこまでしなければいけないのかと、
本当に驚いてしまいました。
この作品は被害者側、加害者側、どちらの立場から観ることができると思います。
突然、犯罪者の妹になってしまう少女、そして過去の事件で心に傷をおったままの刑事、二人が身を隠すペンションのオーナー夫婦・・・登場人物の誰もが消すことの出来ない深い傷を持ち、これから先も生きていくことになるでしょう。その先に光はあるのでしょうか?
映画の中では明確な答えは出してなかったけど、この深く重いテーマの作品を観て、
ネット社会での匿名の恐ろしさや、マスコミの大きな力にも恐さを感じました。
観終わった今も答えは出せないままだけど、考えるきっかけを与えてくれた作品でした。
テーマは重いけど、観る価値のある作品です。
posted by mio7334 at 01:37| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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