2008年02月06日

ラスト、コーション

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ラストシーンのトニーの表情が忘れられません。
内容、キャストともに素晴らしい作品でした。
タン・ウェイって本当に新人なの?と思う位、凄い女優の誕生シーンに立ち会えた気がしています。アン・リーが彼女を見つけた時点で、この作品の成功はほぼ決まっていたのかもしれません。そして、トニー・レオン。やはり上手いです。今までの彼とは全く違う演技で今まで彼が演じたことのないような人物像をしっかり表現していて、とても驚きました。虚実のかけひきで緊張感いっぱいの中、交わされる二人の激しいシーンは、この作品には大きなウエイトを占めていることは確かなのですが、それ以上に二人の感情の揺れが繊細に描かれていたので自然に受け入れることができました。ただ白いボカシがチラチラと目に入り、かえって違和感たっぷりになったことがとても残念です。ストーリーにそった中でのシーンなのだから、そのまま映像を流すべきだったのではと強く思います。本当に美しいシーンだったのに、あれは興ざめでした。トニーファンとしては、最初に彼女と結ばれる暴力的なシーンも衝撃的でしたが、料亭のような場所で彼女の歌を聴きながら涙するシーンが一番心に残りました。固く閉ざされた彼の心が一瞬だけ解き放たれた気がしました。

男と女。生と死。失ったものと得たもの。
エンドマークの後の主人公の人生を考えると切ない思いがあふれてきます。
私の中で、間違いなくこの作品はいつまでも心に残りそうです。
posted by mio7334 at 08:55| Comment(2) | TrackBack(6) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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